廃炉向け鉛遮へい付グローブボックス
廃炉向け鉛遮へい付グローブボックス、分析用グローブボックスの設計、製作、据付工事を行いました。 このグローブボックス特徴は、高線量サンプルを取扱う際は、鉛遮へいを閉じて、マニピュレーターによる操作を行います。 一方、低線量サンプルを扱う際は、鉛遮へいを開放し、グローブ操作が可能な構造となっています。
また、今回、新たな取り組みとして、内部目視用の鉛ガラスの代わりに、複数台のカメラを設置することで、グローブボックスの内部の全面モニタリングを可能としました。
(特許取得:特許6850464「遮蔽グローブボックス」)
内部機構は、マニピュレーターと汎用ロボットの共用により、作業工程の時間の短縮化を図っています。
なお、鉛遮へい付グローブボックス内で希釈されたサンプルは、ダブルドアシステムを用いて、分析用のグローブボックスへと展開されます。
鉛遮へい付グローブボックス
分析工程の自動化
分析用グローブボックス
特許6850464「遮蔽グローブボックス」